茶杓の材料の竹!
そもそも
竹って木でもなく、草でもなく、
竹なんです
竹でいる
これだけでも凄いのに世界には1200種
日本には600種あるといわれてます
初めて茶道を習い始めて、茶杓という言葉を知り
ただ、お茶をすくうだけの物くらいに思ってました
そう誰だって思いますよ
生徒さんと茶道具を見に行って・・・
「先生! 茶杓ってこんなにするんですか⁉」
付いてたお値段は、70万円以上・・・そりゃ驚きますって‼
もちろんお稽古用の数千円の物もあります
なんでそんなに高いの?
素材としての竹から茶杓になるには
どの竹の どの節の部分の 柄を生かしたいのか
竹ならなんでも良いわけじゃない
竹の持つ個性、柄の個性
素材を生かすも殺すも審美眼が問われる
もちろん削る業も必要ですが
物事の本質を見極めるのと一緒
そして自分がどうしたのか(どんな形)が大事
茶杓にしたい部分があるだけで一本の竹を切ってしまうと聞く
話はずれるが、
最近Google、Apple、IBMが就職条件から大卒を外したとニュースになった
周りの人が大学に行くから合わせる
良い大学に行くのは良い会社に入る為
Google、Apple、IBMはどんな個性の人を選ぶのだろう
私たちは身近な生き物から命を頂いている
それらに感謝して頂くことが
当たり前すぎて気が付かなかったりする
日本書紀に「草木みなものいうことあり」とある
雑念を払って竹の声を聴いて
心を一つに集中して
熱中して
心のままにする
材料の竹に自身の心をのせてこの世に一つしかない物にする
茶杓三昧!!!
12 月に銀座で井上先生の茶杓削り展に作品参加致します
詳細は後ほどご報告いたします
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